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2020/12/22

日本赤十字病院のクルーズ船へ、コロナへのサポート

―新型コロナウイルスに対する、初期段階の赤十字の取り組みについて書いてみたいと思います

新型コロナウイルス感染症に対する日本赤十字社(以下、日赤)の活動は、

2月初旬に、厚生労働省からの要請を受けて、

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」に救護班等を派遣したことがスタートでした。

同時期に派遣された、いわゆるDMAT( 災害派遣医療チーム)にも日赤のスタッフが多く参加していますが、

最初にこの要請があった時、社長の言葉だと

正直に言いますと、私は、瞬時、逡巡しました。というのは、

未だ何も分からない時期で、

新型コロナウイルスもいわば得体の知れない状況でしたので、職員を送って良いものかどうか、職員の安全が守れるのだろうか、

という懸念があったからです。

そうはいっても、日赤の役割からするとお断りすることは難しいとも思っていましたが、

結論から言いますと、

関係する 赤十字病 院の院長やスタッフから、〝やりましょう〟〝行きましょう〟という力強い答えが返ってきましたので、私の迷いも吹っ飛びました。

その際、

日本赤十字社和歌山医療センターの感染症専門医に本社にしばらく詰めてもらって、

派遣されるスタッフや本社の担当スタッフに様々なアドバイスをしてもらいました。

例えば、派遣期間は2泊3日を限度とすることとか、1回派遣されたら交替し、再度の派遣は行わないこととか、任務終了後 2週間は各病院での業務復帰は避けること、というような幾つかの基本ルールを決めて、

それで職員に乗船してもらいました。

最終的には、

救護班等の医師・看護師等、延べ 142名のスタッフを送ることになりました。あの頃は、検疫官が感染したとか、

厚労省の職員が感染したということもありましたが、幸いなことに、日赤のチームからは、感染者は出ませんでした。

 

後になって思ったことは、感染症専門医からやるべきことをしっかりと指示してもらったことはもちろん貴重だったのですが、現場に行くスタッフにとっても、専門の医師がいろいろなアドバイスをしてくれる、或いはウォッチしてくれているというのは、大きな安心感に繋がったのではないかという気がします。

 

さらに、これも日赤の強みだねと言っているのですが、この救護班は、海外救援の経験豊富なスタッフを中心に編成しました。クルーズ船の乗客も乗員も外国の方が多かったので、言葉や文化の問題がありました。そこで、外国語が堪能で多種多様な人々に接することに慣れた海外救護活動のベテランを中心に送ったわけです。これは、船内で大変喜ばれ、評価されたと聞いています。意思が通じ合うという意味で言葉の問題は非常に大事ですから、赤十字らしい活動が出来たかなと思っています。

また、これは日赤だけのことではありませんが、当時クルーズ船で業務にあたったスタッフ一人一人に、

加藤厚生労働大臣から感謝の気持ちを込めたお礼状が届くというご配慮がありました。

 

【我々はエルヴソワンは、都内病院に働かれる医師に和漢ハーブを時々寄付をしています。】

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